橋本和幸作品集 Kazuyuki Hashimoto Portfolio

東京藝術大学130周年記念「藝大茶会2017」藝大席待合&130周年記念展示空間デザイン

東京藝術大学130周年記念のイベントである藝大茶会「それゆえに」で橋本は藝大席の待合の空間デザインと美術学部教育資料編纂室 東京美術学校関係資料展示の展示デザインを担当しました。

藝大席の待合は美術研究科の先生方が制作した茶杓の展示を見ながらお待ちいただくスペースです。藝大内にある通称奥の細道と言われる森を先端芸術表現科の鈴木理策先生に撮影いただいた写真をスキャンし、壁一面に安価な素材であるクラフト紙に印刷し藝大の杜を感じていただこうと考えました。130年以上も前からここの地を見守ってきた木々であろうと想像しながら敬意を込めて展示しました。その部屋の正面には日比野克彦学部長の書いた題字「それゆえに」を大きくクラフト紙にプリントし配しました。その脇には今回の藝大茶会の発起人でもある日本画教授の手塚雄二先生の風炉先屏風と棗を飾っていただきました。

待合の人々が座る椅子はやはり藝大生ならば一度は座ったことのあるデッサン用の椅子(箱椅子)に座っていただき、隣の藝大席である大石膏室との繋がりを意識し配しました。

 

悠久の時を経て一時はあり、

その一時はその先の一時の起因となる。

わかっているようでわからない間があるから、

私たちはそこにいる意味があり、お互いを想う。

それゆえにそれゆえに。

ー日比野克彦 東京藝術大学美術学部 学部長

 

多くの先生の作品とのコラボレーションによって生み出された空間になり贅沢なコラボレーションをさせていただきました。

美術学部教育資料編纂室 東京美術学校関係資料展示の展示デザインは陳列館2階のスペースで行われ、正木記念館の竣工当時の資料などをなるべく多くなサイズに拡大して展示することで今まで見えてこなかったディテールまで見えてくるのではないかと思い可能な限り大きくプリントしました。貴重な資料を拝見してこれらの資料を守らねばと感じました。

奥の壁には学長メーッセージとして「藝える(うえる)」を掲示しました。(題字ロゴは大学の同級生でもある有山達也さんの事務所でデザインしたものです)

 

藝大茶会にお越しいただきありがとうございます。

藝大ならではの茶の世界をお楽しみください。

「藝える」は「うえる」と読みます。

一新した藝大の広報誌の題字です。

「藝」という漢字には「植える」という意味があります。

素晴らしい才能を持ったが学生たちが育つ場において

130周年の歴史を振り返るのみならず、

音楽や美術や映像の様々な分野の“オール東京藝大“

で取り組む未来に向けた「藝える」をご期待ください。

澤和樹 東京藝術大学長

 

(題字ロゴは大学の同級生でもある有山達也さんの事務所でデザインしたものです)

私自身も未来に向けた「藝える」をしたいと思います。

 

 

http://130th.geidai.ac.jp/specialprogram/007/

(下記、イベント概要は藝大ホームページより抜粋)

藝大茶会 「それゆえに」

東京藝術大学の前身である東京美術学校第2代校長 岡倉天心による『茶の本』(1906年)は、日本の茶の心を伝える名著として今もなお読みつがれています。
本学では、その精神を受けつぎ、日本文化の伝統継承と新しい芸術表現の創造をめざしています。
創立130周年を迎える今年、茶道各流派家元、京都美術俱楽部・東京美術倶楽部、本学茶道部による茶会を催します。
あわせて陳列館にて教員による創作茶席の展示や演奏会なども開催されます。伝統と創作が織りなす藝大ならではの茶の世界をお楽しみください。

企画詳細

家元席  東京藝術大学 正木記念館
茶人としても知られた東京美術学校・第5代校長、正木直彦(1862-1940)の功労を記念し、昭和10年(1935年)に建てられた正木記念館にて、4流派の家元による茶会が催されます。

平成29年10月7日 (土) 10:00~15:00 表千家不審菴 濃茶
平成29年10月8日 (日) 10:00~15:00 裏千家今日庵 濃茶
平成29年10月14日(土)10:00~15:00 武者小路千家官休庵 濃茶
平成29年10月21日(土)10:00~15:00 遠州茶道宗家 濃茶

美術倶楽部席  東京国立博物館 応挙館
天台宗寺院、明眼院の書院として建てられ、近代の大茶人として知られた益田鈍翁の邸内に移築後、東京国立博物館に寄贈された応挙館は、その名のとおり室内に円山応挙による墨画が描かれています。
京都美術倶楽部と東京美術倶楽部により、名品を取り合わせた茶会が催されます。
平成29年10月7日 (土) 10:00~15:00 京都美術倶楽部席 薄茶
平成29年10月8日 (日) 10:00~15:00 京都美術倶楽部席 薄茶
平成29年10月14日(土)10:00~15:00 東京美術倶楽部席 薄茶
平成29年10月21日(土)10:00~15:00 東京美術倶楽部席 薄茶
藝大席  東京藝術大学 美術学部大石膏室
サモトラケのニケなど数々の石膏像が多数展示された大石膏室は、芸術家をめざす学生の教育に使われています。このたび小沢剛教授(先端芸術表現)のインスタレーション、工芸科教授陣による茶道具、橋本和幸教授(デザイン)による待合という斬新な空間がお目見えします。
平成29年10月7日 (土) 10:00~15:00 東京藝術大学裏千家茶道部 薄茶立礼
平成29年10月8日 (日) 10:00~15:00 東京藝術大学裏千家茶道部 薄茶立礼
平成29年10月14日(土)10:00~15:00 東京藝術大学裏千家茶道部 薄茶立礼
平成29年10月21日(土)10:00~15:00 東京藝術大学裏千家茶道部 薄茶立礼
●会期:平成29年10月7(土)、8日(日)、14日(土)、21日(土)
●会場:東京藝術大学正木記念館 美術学部大石膏室 東京国立博物館 応挙館
●主催:東京藝術大学 藝大茶会実行委員会 ほか
●茶券金額 購入方法:茶券 25,000円(点心席 𠮷兆)含む1日分
●藝大茶会の一般公開について:

普段は公開していない大石膏室がアーティスト小沢剛によるインスタレーションにより茶席に変身しました。大学美術館陳列館では創作茶席や藝大茶会記念展示を行ないました。

 

【会場】美術学部絵画棟大石膏室、陳列館1、2階

【日程】
10月10日(火) 13:00−17:00
10月11日(水) 13:00−17:00
10月12日(木) 13:00−17:00
10月15日(日) 13:00−17:00
10月17日(火) 13:00−17:00
10月18日(水) 13:00−17:00
*18日のみ陳列館1階は非公開
10月19日(木) 13:00−17:00

【料金】入場無料

■藝大席:絵画棟1階 大石膏室
インスタレーション:小沢剛(グローバルプラクティス、先端芸術表現科教授)
茶道具展示:工芸科教授・教員
茶道具・茶杓:美術学部・美術研究科教員

■創作茶席:林武史(彫刻科教授):大学美術館陳列館1階
■藝大茶会記念展示
インスタレーション:上原利丸(工芸科教授):大学美術館陳列館2階
美術学部教育資料編纂室 東京美術学校関係資料展示:大学美術館陳列館2階

次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

© 2019 橋本和幸作品集 Kazuyuki Hashimoto Portfolio

テーマの著者 Anders Norén