

橋本和幸 「ITO EN ティーテイスターフォレスト」
2016年に開催されたTOKYO数寄フェスにアーティストとして参加しました。
ディレクターから伊藤園のお茶のスペシャリスト「ティーテイスター」達とのコラボレーションということでプロジェクトが始まり、新たなお茶のカタチを提案することをしました、1級、2級、3級とあるティーテイスターですがそれぞれの旧の方達のブースを設けお茶の楽しみ方から製造秘話まで日本茶の魅力 を伝えることとしました
社内に15人ほどしかいないティーテイスター1級の方々が講義するようにプレゼンできる形を考えブースを円形状のタワーとし、その中で象徴的にお茶を入れていただこうと思いました。周りをロープによる結界を作り緩やかに外の空間とつながるようにすることで観客も楽しめるような空間としました。形状はちょうど茶筅のような形となり夜は柔らかな光が漏れるように特殊な和紙で行灯のように光が漏れます。その中でお茶の美味しい淹れ方や特別な葉っぱのお茶など様々なお茶がふるまわれました。
橋本が2015年に自転車で引っ張りながら素敵な場所でお茶を飲みたいと考えて製作した移動茶室も軽量化を図り改良して設置し、自由なスタイルで楽しむお茶を感じてもらえたのではないでしょうか
各ゾーンの解説
ティーテイスター1級ゾーン(TT1) / 特別な体験
茶筅の形から発想した円形のステージで、秋旬新茶の紹介、TT1のお茶にまつわる秘話、本格的な煎茶の淹れ方をご紹介。手もみ茶の紹介と製造秘話などを1級の方がお話しを交えながらお茶をふるまいます。また、東京藝術大学工芸科の学生が制作した茶器を使ったお茶もいただく機会もあります。
ティーテイスター 2級ゾーン(TT2) / 飲み方提案
ユニフォームと同じ紺と白の色でコーディネートされた空間で、ティーテイスター2級が急須で淹れるお茶以外のお茶の飲み方や楽しみ方を紹介します。
振って楽しむ抹茶。アレンジを楽しむブレンド茶。水出しの様々なお茶。などお茶の楽しみ方を会話とともに提供します。
グリーンティーテイスター3級ゾーン(GTT3)/振る舞い
一番摘みのおいしいお茶。ほうじ茶をグリーンティーテイスター3級の方々が急須を使い茶葉から淹れるお茶のおいしさを伝えます。
『TOKYO数寄フェス』開催概要
様々な文化・芸術施設を構える上野「文化の杜」で、ARTが集い、日本文化を世界に発信するイベント 『TOKYO 数寄フェス』がスタートします。 期間中、アート作品の展示やワークショップの開催に加え、一部の施設では夜間開館を実施。昼夜通して 賑わう上野「文化の杜」で新たな「数寄」を見つけてください。
名称:TOKYO数寄フェス
期間:2016(平成28)年10月21日(金)、22日(土)、23日(日) しのばずのいけ
会場:上野恩賜公園各所(不忍池、噴水広場 他 )、東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、 東京都美術館、上野動物園、東京藝術大学
参加アーティスト:日比野克彦+島田清夏、橋本和幸、大巻伸嗣、チームラボ、鈴木太朗、諏訪内晶子、 松下功、アンサンブル東風 ほか(順不同)
ディレクター:藤崎圭一郎(東京藝術大学デザイン科教授)
主催:上野「文化の杜」新構想実行委員会 アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協賛:株式会社伊藤園
協力:東京藝術大学演奏芸術センター、松坂屋上野店
✳平成28年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業 ✳平成28年度 台東区 上野「文化の杜」新構想事業