陰と陽 Yin and Yang 2010年 / カラマツ、ブビンガ、アクリル、オイルW800mm×D450mm×H1900mm
2010年軽井沢の脇田美術館と2011年東京藝術大学陳列館で行われた[木のデザイン]招待作家 展に出品した作品です。
「陰と陽」「内と外」「明と暗」「東と西」日本古来からあらゆるモノや空間、事象に相反する二つの要素が必ずあり、お互いを補完し合う。 どちらかが欠ければ単調でメリハリのないものとなる。この二つの世界を繋ぐ出入り口または境目のようなものを造形化できないか探りながら作品に取り組んでいる。今回もこのようなテーマの中で造形化を試みた。削られて失った部分と残った部分のどちらも同等に大切な部分であり、この造形物をかたちづくっている。無いモノの存在を感じる日本人の感性を表現しようと思った。乾燥技術の進歩でできた剃りやすいカラマツを集成し、カラマツの柔らかい木目の表情とデジタル的な削り跡の蓄積を通して表現しましています。今も研究室にありますが木の色が焼けていい色になってきています。
展覧会概要
主催 | 脇田美術館[木のデザイン]プロジェクト実行委員会 |
後援 | 林野庁中部森林管理局、長野県、軽井沢町、軽井沢町教育委員会、軽井沢町商工会、軽井沢観光協会、 長野県木材青壮年団体連合会、信濃毎日新聞社、NHK長野放送局、SBC信超放送、NBS長野放送、 TSBテレビ信州、abn長野朝日放送 |
協賛 | 鹿島建設株式会社 |
協力 | ヤマトロジスティクス株式会社、FM軽井沢、HELICO CO.,LTD |
助成 | 社団法人国土緑化推進機構[緑の募金] |
http://www.wakita-museum.com/event/wood_design2011/wood.html#kuro